「50000年くらい過ぎるので今書こう。さっさと書こう。」
いしかわゆき(ゆぴ)さんの『書く習慣~自分と人生が変わる一番大切な文章力~』を読みました。約6年ぶりに、「そうだ、ブログを書こう!」と思うことができたので、感想をまとめてみたいと思います。
【書籍情報】
題名 :書く習慣~自分と人生が変わるいちばん大切な文章力~
著者 :いしかわゆき
出版 :クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
発売日:2021/8/31
本の長さ:220ページ(Kindle換算)
おすすめ度:★★★★☆
読みやすさ:★★★★★
読了:2024/04/21
媒体:PrimeReading
※PrimeReadingは月に数十冊の入れ替わりがあるので、タイミングにより閲覧できない場合があります。最新情報は公式HPをご確認ください。
この記事の目次
本書との出会い:ふと思い出したAmazonプライムの会員特典
「最近、本読めてないなぁ~でも本屋に行く時間も無いしなぁ~てか雨だしなぁ~」と、あれこれ言い訳を考えてゴロゴロしていた今日このごろ、ふと『Amazonプライム』の会員なら、登録されている本が読み放題の『Prime Reading』というサービスを思い出しました。
(『Kindle Unlimited』とは別サービス)
「あなたにおすすめのPrime Readingタイトル」という項目で、1冊目に表示されたのが、『書く習慣~自分と人生が変わる一番大切な文章力~』です。
軽い気持ちで読み始めたんですが、読み進めるうちに「ちょっと久しぶりに文章を書いてみよう!」という気持ちが膨らんできて、今、この記事を書いています。
ブログを書こうと思った一番の理由
「自分はアホだ!」と思うこと。
アホだから、話を聞いているだけじゃ頭に入ってこない。
アホだから、紙に書いておかないと忘れてしまう。出典:いしかわゆき. 書く習慣 (p.29)
私は読書が趣味で、このブログを運営していた2015~2018年頃は、仕事で使う専門書から、小説、ライトノベルに至るまで、だいたい週2~3冊くらいのペースで本を読んでいました。
でも、仕事が忙しくなってきたり、コロナで生活環境が変わったりするうちに、だんだん「本屋でゆっくり本を探す」という行為をしなくなりました。(やろうと思えばできたはずなのに)
そして最近は、Web小説を流し読みする程度……。
なんだか自分がものすごくつまらない人間になってしまったようで、モヤモヤしていたんですよね。
そんなときに本書を読んで、「そうだ!本を読んでアウトプットしよう!」と思い立ったわけです。
『書く習慣』で良いなと思ったところ
文章を書くことへのハードルを下げてくれる
本書の「良いな!」と思った点は、書くことへのハードルをとことん下げてくれるところ。
まずは「なにを書いてもいいよ!正直な気持ちを表現しようね」「もし書くなら習慣化するのがおすすめだよ。まずは1日5分から始めてみよう」と、だれにでも簡単なところからスタートします。
そして慣れてきたら、「誰かのために書くようになるともっと良くなるよ!」「誰かが思いつかないって?なら身近な人とか、過去の自分宛てにするのがおすすめだよ」と、イメージしやすいシチュエーションを紹介してくれるので、「自分にもできるかも?やってみようかな……」と思ってくるんですよね。
アウトプットはもっと自由で良い
ブログを書きまくっていた当時は、「SEOライティング」という、GoogleやYahooなどの検索エンジン経由でできるだけたくさんの人を集めるための手法に合わせて文章を書いていました。(本書内でも紹介があります)
検索エンジンに好かれる書き方をすることで、読者をブログやHPにユーザーを連れて来てもらうわけですが、この「検索エンジンの好み」は、どんどん変化します。
しかも、2024年の現在は、ChatGPTを代表とするAI技術を活用することで、これまで以上に簡単に、様々な記事が書けるようになってしまいまい、似たような文章がどんどん生まれています。
でも、そんな文章では、ユーザー(使う人)にとって有益な情報とは言えないので、今後はもっと「誰が書く文章なのか」が重要になってくるはずです。
もっと自由に、その人の「感情」と「体験」が含まれる文章のほうが、きっと「誰か」のためになるはずです。
いますぐやる
50000年くらい過ぎるので今書こう。さっさと書こう
出典:書く習慣 (p.111)
2007年にフジテレビで放送された、山下智久さん(山P)と長澤まさみさんが主演のドラマ『プロポーズ大作戦』で「明日やろうはバカヤロー」というセリフがあります。
本書でも触れられていますが、「明日やろう」と思って先延ばしにしてしまうと、多くの場合、結局やらないんですよね。
私自身、「もっと調べてから」とか「準備してから」と思って、なかなかスタートしていないことが多いと反省し、本書を読みながらすぐに昔使っていたX(旧:Twitter)に「ブログ復活させます」とツイートしました。
また、さらに自分を追い込むため、読書アプリやインスタグラムのアカウントも開設しました。
「本を読んでブログを書く」を習慣化する
今回、久々にブログを書いてみて思ったのが、「書くのが遅くなっている」ということ。
約2,000文字の記事を書くのに3時間くらいかかりました。(ブログを頑張っていた頃は、たぶん1時間くらいで書けていた)
正直、地味にショックです(汗)
自分の考えをまとめる速度が遅くなっているということでもあるので、もう一度、ブログを発信しながら、「読んだ本のエッセンスを取り入れる方法(インプット)」を模索していこうと思います。