2冊めに買った書籍である『家を買って得する人、損する人』で、無理をしない住宅ローンを組む必要があると学びました。
そこで、「どんな住宅ローンを組むべきか?注意点は何か?」を学ぶために『住宅ローン 借り方・返し方 得なのはどっち?(著者:平井美穂)』という本を読んでみることに。
帯に書いてある「リスクを回避し、有利なローンを組む最良のチョイスが、ひと目でわかる!」というキャッチコピーにグサっと刺された感じです(笑)
今回は、『住宅ローン 借り方・返し方 得なのはどっち?』を読んで、「ココが分かりやすい!」と思ったポイントについてご紹介させていただきます。
「AとBのどっちが良い?」という二択式が分かりやすい
例えば、「年収の20%と30%、返済負担率はどっちが妥当?」という問いに対し、「『20%』に抑えたい。その理由は……」と回答してくれる。
この二択方式が、「自分だったらどっちに当てはまるかな?」と考えながら読めるので、ものすごく分かりやすいんです。
ちなみに「返済負担率」というのは、給与に対して毎月のローンがどれくらいの割合をしめているかを数値化したもので、年収によって25~40%くらいの間であれば銀行がお金を貸してくれます(例えば年収400万円くらいだと30%以下等)。
つまり、「銀行が貸してくれる最大の住宅ローンを組んでしまうと、支払いにものすごく苦労するかもしれないよ!」というわけですね。
「知っているつもりで間違っていること」に気付かされる
本書を読んで、「意外と『知っているつもり』だったことが多いな~」ということに気付かされました。
例えば、「スマホの本体代を分割で支払っているのはローンを組んでいるのと同じ」ということであったり、「『総合口座の自動融資サービス』を使えば、口座のお金が足りなくて引き落としされないトラブルを防げる」などなど。
住宅関係のお金は、「借金なんて1円も無い」と思っていたらローンが通らなくてすべてが水の泡になったり、たまたまお金を入れ忘れてローンを滞納してしまったことで別の銀行の住宅ローンの借り換えができなかったりと、知らないことによるマイナスがものすごく大きい……。
幅広くお金について学ぶことは、本当に重要だと痛感しますね。
住宅ローンを計画的に返す必要性
僕は本書を読むまで、「住宅ローン = 莫大な借金」としか思っていませんでした。
頭金をできるだけ払って少ない額でローンを組み、どんどん繰り上げ返済をして、「1日も早くローンを完済するんだ!」みたいに。
しかし本書を読んで、「定年までに完済するために、自分の退職金がいくらか調べてみる」とか、「子どもの学費の支払いに困らないような繰り上げ返済をする」など、必要以上にプレッシャーに感じるのではなく、「何歳までに○○をする」と計画的に返済することが重要なんですね。
ローン控除や児童手当、固定資産税や修繕計画など、今後の自分の人生の資金計画をじっくりと建てようと思います。
まとめ
本書は「住宅ローン」を様々な角度から解説してくれます。
- 予算の判断
- 物件の選び方
- 金融機関の選び方
- ローン審査
- 返済プラン
それぞれの場面において、どちらがお得かを根拠とともに提示してくれるので、自分のローンに関する知識がどんどん整理されていくのが分かるんです。
なので、「最初に読む1冊」というよりは、「何冊か読んだあとに自分の知識を整理するための1冊」として読むと、きっとあなたの役に立ってくれるでしょう。
ぜひ一度読んでみてくださいね。