引越し費用をできるだけ安く抑えたい!
引越しって本当にお金がかかりますよね。特に家族が増えて荷物が多くなると、一気に値段も跳ね上がりますし……。
実は僕は2017年11月にマイホームを購入し、初めて4人家族での引越しを経験しました。
訪問見積もりで提示された最初の見積額はなんと10万円。「そんなに高いの!?絶対ムリ!!」と思った僕は地道に交渉を重ね、最終的に半額の5万円まで値引きに成功しました。
そこで今回は、少しでも安く引っ越しするために僕自身が心がけていることや交渉方法についてご紹介します。
※ただ、ちょっぴり強引な部分もあるので、あくまで参考程度ということで!
この記事の目次
我が家における引越し要件
まずは、我が家の引越し要件についてご紹介させていただきます。
引っ越し前の住居 | 約50m2/2階建てアパートの1階(2LDK) |
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引っ越し後の住居 | 約100m2/2階建ての新築一戸建て(4LDK) |
家族構成 | 4人家族(子どもは2歳の男の子と0歳の女の子) |
新居までの距離 | 約50km(同県の他市) |
依頼内容 | ・基本的な荷物の運搬 ・荷造りは自分で実施 ・エアコン2台は運搬のみ(取り付け/取り外しは別会社へ依頼) ※冷蔵庫や洗濯機の設置、テレビの設定などは自分で実施 |
条件 | ・引越しは朝一で開始 |
荷物量 | 4tトラック程度 (引越し業者の見積もり内容から判別) |
4人家族でかつ物を大事にする方なので(物は言いよう)、各部屋の収納はパンパン……。子どもが小さい4人家族にしてはかなり荷物が多い方かと思います。
また、以前に引越した際、安さにつられて午後イチの引越しを依頼したところ、開始が18時ごろになってしまった経験があり、開始時間が確実な「朝イチ」を絶対条件として引越し業者を探しました。
「できることは全て自分で実施するから、できるだけ安くしてね!」という条件で、見積もりを依頼している状態です。
この状態で、結局4社の引越し業者に訪問見積もりしてもらい「9.5万円~12.1万円」というのが最初の見積もり価格でした。
引越し費用を安く抑えるための最低条件
「いまさら言われなくても知ってるよ!」ということばかりかもしれませんが、大前提として以下の3点が必須です。
複数社で訪問見積もりしてもらう
まず、1社だけに訪問見積もりしてもらって「なんとか値引きしてよ!」とゴネても、なかなか価格は下がりません。
「ウチより安くできる業者なんてありませんよ!」と自信満々の見積もり金額も、他社で交渉すればあっさりひっくり返ることがあります。
最低でも3社程度には訪問見積もりしてもらうほうが、適正価格の判断や見積もり価格の交渉がしやすくなるでしょう。
『引っ越し一括見積もりサイトを利用するときの流れと3つの注意点』という記事の中で、複数の業者を呼ぶ方法や注意点をご紹介していますので、合わせてご確認ください。
荷造りなどは自分で実施する
当日まで何の準備もせず、荷造りや荷解きを全て引越し業者にやってもらうこともできます。ただ、この場合はスタッフの拘束時間が倍以上に増えるので、必然的に引越し費用も倍くらいになってしまいます。
自分で荷造りをするのはちょっと面倒かもしれませんが、引越し2週間くらい前に引越し業者にダンボールを手配してもらい、ちょっとずつ準備を進めていけば少しは手間が軽減されるはずです。
少しでも引越しを安く抑えたいなら、自分で荷造りするのは必須と思っておいたほうが良いでしょう。
エアコンの取り付け・取り外しは専門業者を選ぶべき
引越し業者でエアコンの取り外しと取り付けを依頼すると、「1.5~4万円」とかなり高額な工賃を取られます。
エアコンの取り付け・取り外し専門の業者を選べば、1台あたり1万円以下(標準工事の場合)に抑えることも可能なので、引越し業者とは別に手配をしたほうが良いでしょう。
詳しくは『エアコン取り外し&取り付けが8千円!?引越し侍紹介の業者が激安♪』という記事にまとめています。
見積り金額を10万円→5万円にした値引き交渉方法
以下は、今回の引越しにあたって「9.5~12.1万円」と提示された見積もり価格を、最終的に5万円にしてもらうまでの値引き交渉のなかで僕が気をつけていたことです。
値段や過去の経験は具体的に
僕はこれまでの大学生生活&社会人生活の中で、4回ほど引越しをしています。
その中で、
- 「○○市から○○市までサカイ引越センターを利用したときは○円だった」
- 「結婚した直後に利用したまちの引越し屋さんは『お祝いですから!』と無理やりキャンペーンを適応してすごく安くしてくれた」
など、いろいろな情報を得ることができました。
もちろん、1人暮らしの引越しと4人家族の引越しでは荷物の量が全然違いますし、日程や時間帯によっても見積もり金額は変わります。
だからこそ、引越し業者と交渉する際「もっと値引きして!」とゴリ押しするのではなく、明確な意図を持って交渉しましょう。
例えば、「前回の引越しで『まちの引越し屋さん』を利用して27,000円だった。そのときから増えた大型の荷物はコレとソレ。『まちの引越し屋さん』なら3倍の71,000円程度に抑えることができそうだから見積もりに呼びたい」など、できるだけ具体的に話をするようにしました。
競合の社名については明かさない
上記の話と相反するようですが、過去の経験について具体的に紹介する一方で、現在見積もりを競わせている引越し業者の情報は開示しないようにしました。
これはノウハウというよりは、いわゆる商道徳の話ですが、「さっき来た○○さんは6万円だったよ!」などの情報は、交渉方法の一つになる一方で、「この人は自分が頑張って会社と交渉してなんとか提示した見積額を、簡単に他社に言ってしまうかもしれない……」と訪問見積もりに来た担当者に不信感を与えてしまう可能性もあります。
「交渉」とは言っても、結局は人(自分)と人(引越し業者の担当者)の話し合いでしかありません。
「この人のために頑張って会社と交渉してみよう」と思ってもらえるように、真摯な対応を心がけましょう。
その場で決めない
引越し業者は必ずと言っていいほど「いくらならOKしてくれますか!?」と粘ってきます。
ただ、僕たち消費者にとっては、今提示されている引越し額が本当に頑張って出した見積もりなのか分かりません。
それこそ、最初の金額を思いっきり高値に提示して、適正価格に下げているだけなのに「もう限界です!これ以上の値引きはムリです~」と言っている可能性もあります。
だからこそ、最低でも3社程度には訪問見積もりしてもらって『適正価格』を知りましょう。
「どうしても担当者が帰ってくれない」という場合は、
- 「一人暮らしの引越し経験はあるけど、家族での引越しは初めてなので適正価格が分かりません。御社がどれだけ頑張って見積もりをだしてくれても、一社だけ見て決めることは絶対にありません」
- 「前回の引越しでものすごく割引してくれた会社さんが明日来る予定なので無理です」
など、具体的な理由を伝えるとスムーズです。
「それでも担当者が帰ってくれない」という場合は、契約するフリをしてもOKです。「引越しは実施の2日前までなら無料でキャンセルができる」ので。
しれっと次の業者を呼んで、「○○さんが6万円って提示してきたけど、これより下げることってできますかね?」と情報公開していまいましょう。(営業マンとの間に信頼関係が結べないなら、商道徳を守る必要はありません)
まとめ
僕は今回説明したようなことに気をつけながら交渉することで、最初10万円と言われた見積り金額を最終的に50,750円に抑えることができました。(地域密着の業者ではなく、大手の引越し業者。当日の人員も4名と普通)
「すごく頑張って値引きしてくれて本当にありがとうございます!でも、過去に世話になっている業者の見積もりを受けてみたいんです。ごめんなさい……」と決断を渋っている間にどんどん値引きしてくれて、ほぼ一人暮らしの引越し金額と同等に……(笑)
見積もり担当者がすごく真剣に話を聞いてくれるのも感じましたし、実際に他社の見積もりを叩いてみても6万円を下回ることすら珍しかったので、良い交渉ができたと思っています。
引越し費用を安く抑えるためには時間がかかります。最低でも3社程度の訪問見積もりに対応し、それぞれの担当者と真剣に話をしなければなりません。
しかし、
- 値段や過去の経験は具体的に
- 競合の社名については明かさない
- その場で決めない
というポイントに気をつけならが交渉を続ければ、時間をかけた分だけ確実に引越し費用は安くなります。
ぜひ頑張って交渉してみてください!