マイホームを探し始めて約3週間で物件を決定した我が家は、現在、二人目の子どもの育休中です。
そもそもは「二人目の子どもが保育園に入れなかったら……」という不安のなかで開始したマイホーム探しですが、実際に契約を進めていくうちに「育休中で本当に良かった」と思うようになりました。
そこで今回は、「育休中にマイホームを探すメリット・デメリット」についてご紹介させていただきます。
この記事の目次
我が家の簡単なプロフィール
- 僕:正社員
- 妻:正社員(現在育休中)
- 子ども一人目:男の子。2015年6月生まれ。保育園に入園中。
- 子ども二人目:女の子。2017年3月生まれ。保育園への入園を申請するも待機中。
育休中にマイホームを探すメリット
時間に余裕がないと家探しはできない
マイホームを手に入れるまでには様々な段取りがあります(参考:マイホームを購入するまでの基本的な流れと契約に必要な準備物まとめ )。
これに加えて、
- 市役所にて各種の証明書を取得
- 引っ越し業者の手配
- ネット/テレビ/電話などの通信環境の整備
- 不用品の廃棄や売却
- 家具の買い直しについての検討
- 電気/水道/ガスなどの停止手続きと開始手続き
など、本当に膨大な手間がかかります。
我が家では、「日中に妻が候補の検討→夜に夫婦で相談」といった流れで乗り越えてきましたが、もし妻が仕事に復帰していた場合、「どこにそんな時間があるの!?」と頭を抱えていたことでしょう。
復帰直後の再休職は取りづらい&無給になる
二人目の子どもも保育園に入園できて、妻が仕事に復帰したとします。
引っ越し先が現在住んでいる場所から離れている場合、新居においてもう一度、保育園に入り直さなければなりません。
定員に余裕があればいいですが、待機児童となる場合には、また働けなくなってしまうので、せっかく復帰した仕事を休職または退職する必要がでてきてしまいます。
しかも、育休中は給与の半額程度の育児休業給付金を受け取ることができますが、自主的な休業や退職のため無給……。
夫婦両方の稼ぎで生活を成り立たせている場合には、非常に苦しい財政状況にならざるを得ません。
物件探しが良い気分転換になる
特に我が家のように1歳差の子育ての場合、上の子どももまだまだ甘えたい盛りで、毎日が戦争です。
休みの日はついつい食料や日用品の買い出しに当ててしまいがちで、なかなか頻繁には遊びに行けませんでした。
そんな中での物件探し(物件の見学)は、夫婦で新しい生活を想像して楽しむこともできるし、家具の配置されていない広々とした家は、子どもが走り回るのにもってこいだし、とてもポジティブに気分転換ができました。
さすがに、こんなに早々にマイホームを購入することになるとは思いませんでしたが……(笑)
育休中にマイホームを探すデメリット
物件を決めるまでにタイムリミットがある
2017年10月より、育児休業は延長可能期間も含めると1年半→2年へと長くなりました。
ただ、育休中にマイホームを探すということは、この2年の間に物件を決定し、新生活を始め、子どもの保育園への入園を決める必要があります。
子どもの生まれた月と年度替わりのタイミングによって若干の差はあるものの、保育園への入園は待機期間が長い方が入りやすい傾向にあるため、早めに物件を決めた方が相対的に保育園へ入園できる可能性は高くなります。
遅くとも育休を開始して1年半くらいまでには物件を決めておかないと、結局仕事に復帰できない、なんてことになるかもしれないので注意してください。
せっかく通っている保育園を辞めないといけない
メリットのところで少し触れた待機児童の件ですが、もしすでに子どもが保育園に通っている場合には、この待機児童が問題視されている昨今において、せっかく入園できた保育園を辞めなければなりません。
しかも、「新居の近くに通える保育園があるか」や「待機児童がどれくらい存在するか」などによって、結局、育休からの復帰ができない、なんてことが起こる可能性すらあります。
まとめ
実際にもうすぐマイホームへの引っ越しを予定している中でいざ振り返ってみると、「今ですらこんなにあれこれ決めないといけなくて大変なのに、夫婦共働き中だったらどうなっていたことか……」と笑えてきます。
特に夫婦とも正社員の場合、役所手続きや業者連絡など、「日中に対応が必要なこと」になかなか時間を割けず、有給の取得などが必要になってくるでしょう。
もしあなたが子育て中に「マイホームを購入したい」と考えているのであれば、時間制限はあるものの「育休期間中」の時間をうまく活用したほうが良いですよ!
ずっと子どもの面倒を見てくれているママの気分転換にもなるし、夫婦のコミュニケーションも増えて、より楽しい毎日になること間違い無し!