あなたはポジティブですか?ネガティブですか?
もしあなたが「自分はネガティブだ」と感じるなら、今、何か悩みはありますか?その悩みはどれくらい深刻でしょうか……?
今回は、「最近なんだか上手く行かないな~」とモヤモヤしている人向けに、メンタリストのDaiGoさんの『人生を変える60秒の処方箋 1分間の心理革命。』という書籍を紹介させていただきます。
本書は、以前に紹介した『人生がラクになる7つの方法 今すぐにあなたをストレスフリーにする66の実例アドバイス』のようなQ&A方式の書籍です。
雑誌『東京ウォーカー』の連載として編集部に寄せられた、「自分を変える」「対人関係を変える」「仕事&勉強を変える」「恋愛を変える」という4つの分野、計34個の質問にDaiGoさんが簡単に試せるアドバイスを答える内容となっています。
本書において重要なのは、「自分と同じような悩みに対する回答があるかどうか」ではありません。重要なのは、「悩みや苦手を克服するためにどのようなプロセスが必要か」を学ぶことです。
そこで、本記事においては、僕なりに読み取った悩みを解決する心理革命のプロセス「知識→認識→実践」というものについてまとめておきたいと思います。
(今回は、書籍レビューと言えるほど、書籍の内容に触れていないのでご注意ください)
基礎となる「知識(教養)」を増やす
僕の考える、悩みを解消するためのプロセスの第一歩は、「知識(教養)を身につけること」。
なぜかというと、「ネガティブな人=心配性な人」が、その不安を解消するために必要なのは、客観的な事実だからです。
例えば、どんなに成功している他人の話を聞いても、どこかで「それはあなただからであって、自分には当てはまるとは思えないな……」と懐疑的になってしまうけれど、○○という成分を摂取すると人の体は△△な状態になるという研究成果がある、と言われると「そういうものなのか」と思ったりしませんか?
「食わず嫌い」という言葉があるように、人間の悩みや苦手意識は、特に「未知のもの」に感じやすい傾向があります。
そこで、目の前の不安や悩みが発生する原理を「知る」ことによって、心理的なハードルを下げてあげれば、自ずと解決への道は開けるでしょう。
ものごとには複数の見え方があると「認識」する
悩み解決のための次のステップが「ものごとの多面性を認識すること」。
どこかの少年探偵は「真実はいつもひとつ!」なんて言ってたりしますが、僕はそうは思いません。そこにあるのは「単なる事実」のみ。
よく、いじめっ子が「自分はいじめているつもりは無かった」とコメントしている場面がありますが、いじめっ子にとってはなんでもないことが、いじめられっ子にとってはものすごく辛いことだった、なんてことは容易に想像がつきますよね?
ものすごく恥ずかしい失敗経験が、精神的な打たれ強さに繋がることだってあるでしょう。
この多面性を認識することによって、自分の目の前の不安や悩みが別の角度から見ることで全く違った意味を持つのではないか?ということに気がつくことができるようになる、というわけです。
変えるために「実践」する
悩み解決のプロセスの最終段階は「実践すること」。
例えば、自己啓発セミナーに参加した人のうち、学んだ内容を継続的に実践できるのは、ほんの3~5%と言われています。それくらい、実践することはハードルが高い……。
でも、「変化」は待っていてもなかなか起きてくれないんですよ。時間が解決してくれることもあるかもしれませんが、その間中、不安や悩みにさらされるのは辛い。
だったらもう、やるしか無いんです。
「知識(教養)」を蓄え、ものごとの多面性を「認識」すれば、あとは変化を起こすために、「実際にやってみる」だけ。
まとめ:知識を「知恵」という武器に変えるために
本書『人生を変える60秒の処方箋 1分間の心理革命。』の著者であるDaiGoさんを含め、活躍しているビジネスパーソンの多くは、たくさんの本を読む、と聞いたことはありませんか?
一方で、読書好きがみんな、いっぱいお金を稼いで、大成功しているか、と聞かれると、そうでもないですよね。
だとしたら、両者の違いはどこにあるのでしょうか?
僕は、「蓄えた知識を実践し、自分のものにできているかどうか」の違いではないかと感じています。
「知識」を「知恵」として活用できるようになれば、きっとあなたの中の何かが変わっているはずですよ。
以上、TSUNJI(@tsunji1983)でした。
参考:本書の目次
参考までに、本書の目次を載せておきます。これは!』と思うところがあればぜひ読んでみてください。
第1章
1分間で自分を変える。第2章
1分間で人間関係を変える。第3章
1分間で仕事&勉強を変える。第4章
1分間で恋愛を変える。